自社オフィスに合うフォンブースはどれがベストか?!

自社オフィスに合うフォンブースはどれがベストか?!

コロナ禍で顧客とのミーティング、社内の会議などWEBを使って行うことが主流になりました。そのためこれまで会議室に皆で集まって行っていたことが、個人相互で自宅やオフィスなら静かなデスク、または周りの騒音が入らない個室にこもってというスタイルに変化しています。

このため周りの雑音が入らない個室スペース不足がオフィスでも生まれてきており、そこで急成長しているのがワークブースやフォンブースと呼ばれている個室ブースです。

本記事では、最適なワークブースやフォンブースの選び方について解説していきたいと思います。

1.ワークブースの注意点

ワークブースの2023年3月現在でとても多くの種類が用意されています。大きな違いはその形状にあります。側面しかないオープン型、壁は全面を覆われているが天井が無いセミクローズ型、天井も壁も全面が覆われ個室となっているクローズ型の3種類があります。

形状が変わるといろいろと設置するためにクリアする障害も変化してきます。

クローズ型は消防法に注意を!

クローズ型では何も備えがなくそのまま設置となると消防法に抵触します。

消防法とは、消防法は火災の予防や火災発生の被害最小化をするための法律です。目的は下記の通りです。

”この法律は、火災を予防し、警戒し及び鎮圧し、国民の生命、身体及び財産を火災から保護するとともに、火災又は地震等の災害による被害を軽減するほか、災害等による傷病者の搬送を適切に行い、もつて安寧秩序を保持し、社会公共の福祉の増進に資することを目的とする。”

つまり万が一火災があった時に被害が大きくならないように準備を万全にしましょうというものです。

基本的に、四方を覆われ壁や床に固定されていないワークブースのようなものは、感知器やスプリンクラーヘッド、放送設備のスピーカーなどを設置しなければなりません。

必ず導入前に仕様について確認しましょう。

2.ワークブースの選び方

いろいろな仕様の違いや形状の違いがあるワークブースも以下の点から選ぶとよいでしょう。

価格帯から選ぶ

多種多様なワークブースがあります。仕様や設計、デフォルト設備、素材で大きな価格差があります。天井もなく壁が全面に無いオープン型なら約5万円~20万円、天井はないが全面を壁に覆われているセミクローズ型なら約15万円~35万円、天井も有り防音もしっかりのクローズ型なら約45万円~200万円の価格帯です。

用途に合わせたサイズを選ぶ

ワークブースは、その名の通り作業を行うためのスペースです。そのため、用途に合わせて十分な広さを持ったものを選ぶことが大切です。例えば、パソコンを使った作業を行う場合は、ディスプレイやキーボードなどを置くためのスペースを確保できるサイズが必要です。

耐久性があるものを選ぶ

ワークブースは、長時間の作業や重い荷物を載せることが多いため、耐久性があるものを選ぶことが大切です。特に、天板や脚の部分は強度が必要なため、しっかりとした造りのものを選ぶようにしましょう。

収納スペースがあるものを選ぶ

ワークブースの収納スペースは、作業に必要な道具や文具を収納するために必要です。デスク周りがスッキリと整理されていると、作業効率も上がります。また、コード類を収納できるスペースがあると、デスク周りをすっきりと保つことができます。

スタイルやデザインにこだわる

ワークブースは、自宅やオフィスのインテリアにも影響するため、スタイルやデザインにこだわることも重要です。自分の好みに合わせたデザインや色合いを選ぶことで、作業環境の快適性も向上します。

以上のポイントを踏まえて、自分に合ったワークブースを選ぶことが大切です。また、購入前には、商品の詳細情報や口コミなどを調べ、良い商品を選ぶようにしましょう。

3.ユーザー別お勧めワークブース

タイプA:50名程度の規模で広告代理店を運営している場合

慢性的に会議室は不足しているがオフィスの引っ越しまではいかないため簡易的なワークブースを用意したいと考えている事でしょう。

顧客とのMTGが多い場合は防音がしっかりとしたクローズ型をおすすめします。特に予算をかけずにということであればその中でもGRID(グリッド)をおすすめいたします。

GRIDは数あるクローズ型の中でも最も価格や安く、消防法などの諸問題もクリアしており、余計な機能もついていません。

顧客とのMTGではなく自宅にいる自社スタッフとのミーティングが多いということであればセミクローズ型をおすすめします。

タイプB:電話対応が多い100人以上の人材紹介会社の場合

電話対応が多く座席数が多く必要な場合であれば、オープン型のブースをおすすめいたします。最低限で周りからの視線や空気をシャットアウトすることができ騒音もある程度は防ぐことが可能です。

面積を取らないOKAMURAのドレープのようなシンプルなものをおすすめします。

タイプC:2,300人規模の中堅企業でこれから新オフィスに引っ越しの場合

このクラスになってくると会議室の予約が日によっては取れないためにデスクで仕方なく周りの雑音を気にしながらミーティングをするという経験をしたことが少なくとも1度はあるのではないでしょうか。

そのため新しいオフィスでは人数を考えた会議室を確保することになります。

このような企業の総務部や管理部に考えてほしいのは内装工事による会議室の設置なのか、個室型ワークブースを複数設置するのとどちらが得かということです。内装工事の場合、一度工事が完了するともう動かすことはできません。

明らかに個室ブースのほうが簡単に設置が可能です。これまでクライアントなり発注先業者が来社した際には会議室を使っていましたが、現状はWEB会議が主流となり会議室の利用は1人となることが多くなります。

この点を考えると複数の会議室は用意するものの、1人用の個室ブースは複数用意しておくというのが良いと思います。

その場合、1つあたりのコストを抑えたいならGRIDやワンボ、見た目も美しくきれいにゴージャスにということであればフラメリーやKOLOをおすすめします。

まとめ

以上のようにブースを導入することで、会議室不足の課題を解決することができます。

これまでと会議室を利用する背景がコロナ禍で変化したことから、会議室とワークブースを上手に組み合わせたオフィスのレイアウトというのを検討したほうがいいと思います。仕様や予算に応じて最適なブースを選択できることを願います。